札幌市スポーツマッサージ

病院へのマッサージ師(国家資格保持者)派遣について

はじめに現在整形外科クリニックなどで理学療法の一環としてマッサージ療法が取り入れられていますが、病床数200以上の病院ではまだまだ入院患者へのマッサージ療法が普及しておりません。
手術後のリンパ浮腫、入院期間中の筋肉萎縮、関節硬縮に対しては、時として看護師、理学療法士が手技療法を施すことがありますが、それは看護師、理学療法士の本来の業務ではありません。
またほとんどの入院患者は入院期間中に首・肩・背中・腰・手足の痛みを感じることがありますが、その痛みに悩みながらも、遠慮や諦めから我慢しているのが現状です。

わが国には専門教育を受け、国家試験を合格して国家資格を取得したマッサージのスペシャリスト、あんま・マッサージ・指圧師がおります。患者のみならず病院の事務スタッフ、医療スタッフへのメディカルマッサージをこれらの国家資格保持者、あんま・マッサージ・指圧師がおこなえば、入院患者のQOLならぬQOH(Quality of Hospitalization)が向上し、事務スタッフ、医療スタッフの疲労回復促進、疲労によるミスの防止、業務効率向上をはかることができます。そうすれば、患者・家族の病院への満足度が上がり、評判・信頼感も高まります。ひいては社会からの評価も上がることでしょう。

また、看護師・理学療法士は患者のマッサージにかけていた時間を本来の業務にあてることができます。これまでほとんど注目されてきませんでしたが、国家資格を持ったあんま・マッサージ・指圧師は東洋医学、西洋医学の両方を学んでおり、手技も高い技術を持っております。

これらの国家資格保持者がおこなうメディカルマッサージは、こわばった筋肉をほぐし、関節の可動域を拡げ、血液・リンパ循環を促進することができます。そのため、血行不良による痛み、シビレ、マヒを改善することも可能なのです。また咀嚼・嚥下にかかわる筋肉をほぐすことにより、嚥下能力の改善、中心静脈栄養(CV)の予防、早期離脱も期待できます。

的確なメディカルマッサージは、マッサージを受ける人に満足感と幸福感を与えることができます。

つらい闘病生活をおくっている入院患者、家族をなぐさめ、癒し、ストレス解消に寄与することができるのです。